分卷阅读9(8/10)

    肌の下で蠢く淫らな热病が。

    冷えようと跃起になる身体をじくじくと奥深くから燃やし続ける己の本能と隣り合わせの淫欲が――。

    ただ、単纯に、何よりも、强大な力を持っているだけなのだ――。

    「ッ……」

    硬く睑を闭じながら眉间に深い皱を寄せると、弄ばれて性感を感じている最中よりは几分冷静になった脳里に、过去の思い出が苏った。

    夸るべき仲间たちと共に、剣を取ったあの日。

    大切な谁かの为に、この身を捧げて闘うと誓ったあの日。

    そのどれもが、美しく、かけがえのない色で彩られ、辉いている――だが。

    「さァて……それじゃあこっちの准备も整ったし……そろそろ起きてもらいましょうかねェ……!淫乱雄ザル勇者サマ……!!」

    「ッ!!」

    それらはもう、今の自分には――。

    もはや、身の内からせり上がる雄の本能と欲求から目を逸らす事のできない自分には――。

    决して、手の届かない风景なのだ――。

    「ほォら、さっさと起きろ…!淫乱野郎!」

    「く…ッ!」

    力强く濡れた头髪を掴まれて、ぐい、と後头部を持ち上げられた瞬间に、强引な动作で横たえていた身体が引き起こされる。

    淀んだ水たまりの浮く湿った床面の冷気のせいで、着しく下がった外皮温に、牢内のこもった空気が热かった。

    「は……ァ……」

    「ホォラ、呆けてねェでしっかり立てよ!ちゃーんと准备をしていかねェと……せっかくの『本番』が盛り下がっちまうからなァ……!!お前もせっかく七日もかけて『准备』したんだ。その集大成の『本番』が失败でした、なんて、そんなの笑うに笑えねえだろ……?」

    下卑た笑顔で告げる魔族に、もはや抵抗しようとは思えなかった。

    いや、正确には、ディルトの胸中に抱かれたなけなしの正义や気骨はどうであれ、もう身体が――散々に嬲られ、弄ばれ尽くした男としての肉体が――腕を上げ、强く拒絶の意思を示すよりもずっと早く、じっとりとした黒い期待に疼き出してしまったのだ――。

    「よしよし、さすがに七日もテールちゃんで责めると素直だなァ…!よォし、そんじゃあそのまま立ってろよ。なァに、大人しくしてりゃあ、痛てェ事も、怖い事も、それどころか、さっきみてェに泣き叫ぶような事も、しねェからよォ……!」

    「ッ……!」

    わざとらしく耳元に顔を寄せてそう言うと、魔族は先刻のディルトの痴态を二、三蔑み交じりに并べ立て、それから身体を屈めて床面に向けて腕を伸ばした。

    「……く…ッ…」

    魔族の吐息を吹きかけられた鼓膜が热い。

    己の耻ずべき愚行を、余す事なく、それも、鼻先を突き合わせる程の至近距离で终始観察されていた事実を、魔族の言叶によって突きつけられて、ディルトは今更ながらに悔い、耻じた。

    けれど、彼がそうして自责の念にとらわれている间にも、肉体の奥深い所では、先刻の快楽の余韵を探して、雄の本能が狂ったように猛っている――。

    どこだ……!

    『あの』悦びは、どこにある……!!

    どうして急に、消えてしまった……!!

    俺はまだ……!!

    俺はまだ――到达していない――!!

    この悦びの、あの快楽の、最果てに――!!

    「ッ…う……!」

    自分自身の身体の内侧から、今にも溢れてきそうな不穏で、それでいて震えがくるほどに浓密な甘い欲望を味わって、ディルトは上げていた视线を床へと下ろすと、そのまま薄く唇を噛み缔めて震える五指を握りしめた。

    もう、戻れない――のか――。

    苦闷とも恍惚ともつかない表情の里侧で、ディルトが最後の理性を用いて目の前にぶら下がった本能的な欲望へと奔りだそうとする己を止めると、尻の穴の中侧で、ずるり、と低くテールが动いた。

    「ッ――!!」

    そう、まだ、彼は解放されていないのだ。

    魔族たちの手によって、彼に与えられたのは。

    真の解放とは程远い、物质的な弛缓だけ――。

    「く……う……ッ」

    ずるり、ずるり、と仅かに再动しはじめたテールの动きを柔らかく解された肛门口で受け取ると、ディルトは苦しげに眉をしかめて呼気を吐く。

    热い――――。

    自らの唇から滑るように吐き出された吐息には、明かな、淫らな热が内包されている。

    解放など、されて、いない――。

    地狱のようなあの责め苦は――まだ终焉を迎えては、いないのだ――。

    自分自身の身体の芯へと染み込ませるように、ディルトは细く长い、热を帯びらため息を吐き出すと、それからゆっくりと视线を上げて眼前に立った魔族を见やる。

    「くく、どうした?勇者サマ……!」

    「……ッ…」

    自分を见返す魔族の瞳に、见知らぬ顔が映っている。

    自分とまったく同じ容姿で、自分とまったく同じ姿で。

    ただ、违うのは。

    「ッ……は……あ……ッ」

    下劣で淫荡な欲に?れた、浊った一対の瞳だけ――。

    夸りを舍てた訳ではない――。

    高洁な気骨を保つ事を谛めてしまった訳ではない――。

    ただ、それ以上に――。

    それ以上に、脳髄の奥で苏る先刻までのとろける程の快楽と、それを直视して煮える本能が――。

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