分卷阅读5(7/7)

    「く…ッ!き、きさ…まら……!」

    尻の奥が痹れるような、圧倒的な肉体的悦楽に煮え立った脳まで支配されながら、それでもディルトはなけなしの夸りを掲げて牙を剥く。

    何があっても、どうあっても。

    自分は勇者であり、人间なのだ。

    目の前で嗤う、憎き魔族たちに、决して膝を折ってはならない……!!

    决意して、己を奋い立たせるようにディルトは牢の床を踏みしめる両足に力を込めるが、快楽によって延々とわななかされた太ももは、もはや満足に言う事をきく気配がない。

    「く……ッ」

    硬直し、弛缓し、また硬直しながら震えあがって……そうして、几度も几度も、无理矢理な性感を受け止めるたびに紧张と弛缓を缲り返す事を强要された両足は、つま先まで、痹れ、震えて、麻痹している。

    それでも、ディルトは时折痉挛さえ起こす両足を悬命に踏ん张って、格子の向こうを睨みつけた。

    确かに、自分はもう、引き返す事はできないのかもしれない。

    宿敌とも言える魔族たちの前で囚われた挙句、得体の知れぬ触手によって性感を感じ、あろう事か、股间の肉棒までもを硬く热く、硬直させて。

    无様で、滑稽で、情けない事极まりない。

    だが。

    それでも。

    「………ッ」

    ディルトの体内の奥深くでは、勇者として……いや、今や一人の夸り高き男としてのプライドが、微かに、しかし强く燃え続けているのである。

    「……卑怯者……め……ッ」

    「ああ?なんだァ?」

    「自分たちの手では何もできずに……こんな…こんな生き物を、使って……耻ずかしくは…ないのか……?ふ、ふふ、さすがは……下劣な魔王の……手下だ、な……!敌ながら……情けなくて、涙が出る……ね…!」

    「「!!」」

    身体の底から绞り出すように、ディルトは低く重く、そして薄い嘲笑をまとった语気を魔族に投げた。

    例えこの场で自分の命运がついえようとも、屈する事だけは、膝をつく事だけはしたくない。

    最期まで……自分は最期まで、共に戦った仲间や、自分を信じて手を振ってくれた人々に、耻じない己でいなければいけないのだ――!

    淫欲に侵されかけていた瞳に最期の闘志を赤く燃やして、ディルトは汗にまみれた震える拳を握り込んだ。

    自分の言叶に魔族たちが激昂し、このままこの牢の中でなぶり杀しになるならそれでもいい。

    ただ、最期まで……决して足を折らずに、奴らの暴虐に耐え続けてみせる――!

    意を决して、ディルトはいまだ酩酊感の残る头を持ち上げ、眼前の暗闇に浮かぶ魔族の瞳を真っ直ぐに射抜いた。

    さあ、いつでも来い……!

    己の不逊な态度と声に、魔族たちが牢の戸を开け、先刻自分をそうしたようにしこたまに殴りつけ、蹴り上げ、最後にはその手によって感情的に命を剥夺される事を思い描くと、ディルトは决然と前を向いた。

    が。

    「……はん、なるほどねェ。こりゃあ确かに勇者サマだぜ。伟そうに御托并べて、大上段に演説かァ。くくく!いやァ、见事见事。けどよ、俺たちはそういう下らねえ正义を振りかざす野郎を见ると……」

    「……!」

    「尚更いじめたくなっちまう性分でねェ……!!」

    「ッ…!!」

    鉄格子の向こう侧から闻こえた返事は、ディルトの想像とはかけ离れたものだったのだ――。

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    「さァて、魔王様の事を下等呼ばわりした勇者サマよォ。俺たちの前でそんな事言って、ただで済むとは思ってねェよなァ?」

    「ッ……」

    ニヤニヤと嗤う魔族の男たちを前にして、ディルトは背筋を冷たい汗が伝い落ちる感覚に身震いした。

    浅虑だった、と思う间もなく、魔族たちは牢に繋がれたディルトの顔を覗き込む。

    冷たい岩肌に囲まれた己とは正反対に、愉悦に満ちた笑みを浮かべる魔族たちの视线を感じて、ディルトは今から行われるであろう、苛烈の限りを尽くした暴虐に我知らず身体の芯を热くする。

    挑発にも乗らず、感情に激する事もなく、不敌な笑みを浮かべる魔族たち。

    一体……何を……。

    考えて、ディルトがごくり、と喉を鸣らした、刹那だった。

    「さて……それじゃあまずは……どんな『オシオキ』がイイだろうなァ……?」

    「……く…ッ」

    「そうだなァ、それじゃ……とりあえずはお前の大好きテールちゃんに……そろそろ本性を见せてもらうとするかなァ……!」

    「ッ?!」

    冷たい嗤いを含んだ声で告げられて、ディルトは弾かれたように顔を上げて魔族を见やる。

    なん――だと――。

    「くくく……!おやァ?つい今まであんなに强気だったってのに、急に顔色が悪くなったぜェ?どうしたんだよ、勇者サマよ……!」

    「……ッ…!」

    くつくつと喉で嗤う魔族を前に、ディルトは思考が停止したような错覚に捕らわれて动けなかった。

    テールの……ほん…しょう……?!

    确かに闻こえたその言叶を、何度も头の奥で缲り返すと、ぬるり、と下半身で蠢く感触がディルトを袭う。

    「ッ――!!」

    头の中で答えが导き出されるよりも数瞬早く、ゆったりと鎌首をもたげはじめた触手の动きに、ディルトがぎくりと体干を冷たく硬直させると、その姿を见つめながら魔族の男が下品に嗤う。

    「さァて、それじゃあそろそろ……本格的に楽しいショータイム、といくとするかァ……!!」

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